音声ミキサーソフト|VoicemeeterとWave Linkの違い

音声ミキサーソフトの使い方|VoicemeeterとWave Link 3.0の違いと選び方 配信のはじめ方

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配信中に「ゲーム音は配信には小さく乗せたいけれど、自分には大きく聞こえてほしい」「Discordの友達の声だけを、配信に乗せたくない」と思ったことはありませんか。Windows標準の設定だけでは、こうした細かい音の振り分けが難しい場面があります。そこで使われるのが、音声ミキサーソフトです。VoicemeeterとElgato Wave Linkを軸に、考え方と選び方を整理しました。

ゲーム・Discord・BGMアプリごとの音ミキサーソフト音量を個別に調整配信用/自分用別々のミックスに出力
ミキサーソフトを挟むと、「配信に乗る音」と「自分が聞く音」を別々の音量で管理できる

この記事で分かること

  • 音声ミキサーソフトでできること
  • Voicemeeter と Wave Link 3.0 の違い
  • Wave Link を使った、OBSへの設定の流れ
  • 音が二重になる・遅れるときの対処

音声ミキサーソフトでできること

  • アプリごとに音量を調整する:ゲーム、Discord、ブラウザ、BGMを、それぞれ独立した音量にできます。
  • 配信用と自分用を分ける:配信に乗せる音と、自分のヘッドホンで聞く音を、別々のバランスにできます。
  • 通話の声だけ切り離す:友達との通話を、配信に乗せないようにできます。

OBSだけでも、複数の音声ソースを管理できます。ただ、アプリごとに配信用・自分用の音量を分けたい場合は、ミキサーソフトが便利です。OBS単体の設定はゲーム音・BGMだけを配信に乗せる設定方法やDiscordの通話音を配信に乗せる設定で解説しています。


VoicemeeterとWave Link 3.0の違い

🎛️ Voicemeeter 無料で使える(ドネーションウェア)設定の自由度が高い画面が複雑で初心者には難しい 🎚️ Wave Link 3.0 無料で、Elgato製品がなくても使えるアプリごとのチャンネルで直感的WindowsとmacOSに対応
初めての人にはWave Link、細かく作り込みたい人にはVoicemeeterが向く
Voicemeeter Elgato Wave Link 3.0
価格 無料で全機能が使える(ドネーションウェア。購入を促す表示あり) 無料(Elgato製品がなくても利用可能)
対応OS Windows(XPからWindows 11まで。ARM64も対応) WindowsとmacOS
入出力・チャンネル 基本版は入力3(物理2・仮想1)、出力3。上位版のBanana・Potatoで入出力が増える 最大8つの仮想チャンネルを追加可能
配信用・自分用の分け方 バスA・Bなどで出力先を振り分ける Personal Mix(自分用)/Stream Mix(配信用)/Chat Mix(通話用)など
向いている人 細かい設定を自分で組みたい人 分かりやすさを重視する人

出典:VB-Audio公式サイト、PC Watch「配信修行僧」(Wave Link 3.0の解説)より要約(2026年10月確認)

Wave Linkは、以前はElgato製品の購入者向けでしたが、バージョン3.0で、誰でも無料で使えるようになりました。Voicemeeterは、ドネーションウェアという方式で、無料で使えますが、一定期間後に購入を促す表示が出ます。


Wave Link 3.0でOBSに音を送る流れ

1

Wave Linkをインストールして、起動する
マイクを入力チャンネルとして追加します。
2

音を分けたいアプリ(ゲーム、Discord、BGMなど)を、それぞれのチャンネルに割り当てる
アプリごとにチャンネルを作ると、音量を個別に調整できます。
3

Stream Mix(配信用)と、Personal Mix(自分用)の音量を、別々に調整する
同じチャンネルでも、ミックスごとに音量を変えられます。
4

OBSで、Stream Mixを音声ソースとして指定する
音声入力キャプチャのデバイスで、Wave Linkのストリーム用の出力を選びます。
5

OBSの「デスクトップ音声」を、ミュートまたは無効にする
二重に音が入るのを防ぐため、必須の確認項目です。

Voicemeeterの基本的な考え方

Voicemeeterは、入力(マイクなど)、仮想入力(Windowsの音)、出力(自分のヘッドホンと、OBSへ送る仮想出力)を、画面上で組み合わせて使います。流れは、おおむね次のとおりです。

  • Windowsの再生デバイスを、Voicemeeterの仮想入力にする
  • 自分のヘッドホンは、ハードウェア出力のA側に指定する
  • OBSには、B側の仮想出力を、音声入力として指定する

画面が多機能なぶん、最初は戸惑います。まずは基本版で、「ゲーム音とマイクを混ぜてOBSへ送る」だけを試し、慣れてから機能を増やすのがおすすめです。


導入前に知っておきたいこと

音が二重に聞こえる・配信に二重に乗る

同じ音が、OBSの「デスクトップ音声」と、ミキサーの出力の両方から配信に入っています。

主な原因:OBS側のデスクトップ音声を有効にしたまま、ミキサーの音も取り込んでいる

対処法:

  • OBSのデスクトップ音声を無効にする
  • ミキサーのStream Mix(配信用の出力)だけを、OBSの音声ソースにする

自分の声が遅れて聞こえる(モニタリング遅延)

マイクの音を自分に返すときに、コンマ数秒の遅延が出ている状態です。

主な原因:ソフトによるモニタリングは、Windowsの仕様上、遅延が生じやすい

対処法:

  • 設定を変えたら、必ずテスト録画をする:配信に乗っている音を、自分の耳で確認します。音量のバランスは配信の音量バランスの目安が参考になります。
  • ソフトを増やしすぎない:ノイズ除去や、ボイスチェンジャーなどと組み合わせると、設定が複雑になります。必要なものから、1つずつ追加してください。
  • 音ズレに注意:映像と音がずれたときの直し方は配信の音とゲーム音がズレる・音ズレを直す方法にまとめています。

関連する機材

ソフトではなく、機材でゲーム音とマイクの音を混ぜたい場合は、ループバック機能付きのミキサーも選択肢です。フェーダーなどで直感的に操作できます(AG03MK2とURX22Cの比較)。

※価格は2026年10月16日時点で楽天市場に掲載されていた表示価格です。在庫・価格は変動するため、リンク先でご確認ください。


よくある質問

Q. ミキサーソフトは、必須ですか?

A. 必須ではありません。OBSだけでも、複数の音声ソースの音量を調整できます。「配信用と自分用で音量を変えたい」「通話の声だけを切り離したい」といった要望があるときに、導入を検討してください。

Q. 初心者には、どちらがおすすめですか?

A. 分かりやすさを重視するなら、Wave Linkが取り組みやすいです。Voicemeeterは自由度が高い反面、設定が複雑で、慣れるまで時間がかかります。

Q. Elgatoのマイクがなくても、Wave Linkは使えますか?

A. Wave Link 3.0は、Elgato製品がなくても、無料で使えると紹介されています。ただし、ソフトの仕様は更新されるため、公式サイトで最新の情報を確認してください。


まとめ

  • 音声ミキサーソフトを使うと、配信用と自分用の音を、別々に調整できる
  • Voicemeeterは無料で自由度が高く、Wave Link 3.0は無料で分かりやすい
  • OBSには、ミキサーの配信用の出力だけを渡し、デスクトップ音声は無効にする
  • 設定を変えるたびに、テスト録画で、実際の音を確認する

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