「BGMを流しながら喋りたいけど、BGMだけ配信に乗せてマイクの声は乗せたくない」「逆にゲーム音は配信に乗せず、自分の解説だけ聞かせたい」——こうした音の使い分けは「ループバック」という機能の考え方を理解すると設定しやすくなります。
この記事で分かること
- ループバックとは何か、やさしい言葉で解説
- OBSでの音声ソースの基本的な考え方
- 用途別(BGMだけ乗せる/ゲーム音だけ乗せる等)の設定パターン
ループバックとは
ループバックとは、PCで再生されている音(ゲーム音、BGM、通話音声など)を、配信ソフト側に「録音」のような形で取り込む仕組みのことです。マイクが物理的に音を拾うのとは違い、PC内部の音声データを直接受け渡すため、部屋の環境音を拾わずクリアに配信へ乗せられるのが特徴です。
OBSでは、この仕組みは「音声出力キャプチャ」というソース(Windows)や、OSごとの音声ルーティング機能を使って実現します。
OBSの音声ソースの基本
OBSで扱う音声には、大きく分けて2種類あります。
- 音声入力キャプチャ:マイクなど、物理的に入力される音声
- 音声出力キャプチャ:PC内部で再生されている音声(ゲーム音、BGM、デスクトップ音全般)
「配信に何を乗せて、何を乗せないか」は、この2種類のソースをどう組み合わせるかで決まります。
パターン1:BGMだけ配信に乗せ、マイクの声は別ミックスにしたい
Windows標準機能だけで完結させたい場合は、BGM再生用のアプリをOBSの「アプリケーション音声キャプチャ」ソースでアプリ単位に指定する方法もあります(OBS 28以降・Windows 10 2004以降が目安。バージョンによって名称や位置が異なる場合があります)
パターン2:ゲーム音は自分だけ聞き、配信には乗せたくない
逆に、ゲーム音を配信に乗せたくない場合は、OBS側に「音声出力キャプチャ」ソースを追加しなければ、そもそもデスクトップの音は配信に乗りません。マイク音声のみを追加すればOKです。ただし、自分の解説とゲームのタイミングが合わなくなるため、実況配信では一般的ではない使い方です。
配信や録画に、ゲームの音・PCの音が入らないときは、OBSで音が入らない・出ない時の対処法で、音が消えている場所を順番に確かめられます。
よくある質問
Q. BGMの著作権は大丈夫ですか?
A. 市販の音楽を無断で配信のBGMに使うと著作権侵害になる可能性があります。フリーBGM素材や、配信利用が許可されている音源を使うようにしてください。
Q. VoiceMeeterのような仮想オーディオソフトは必須ですか?
A. 必須ではありません。Windows11では「音声ミキサー」からアプリごとの出力先を個別に指定できるようになっており、簡単な用途であれば仮想オーディオソフトなしでも実現できます。細かく複数の音をミックスしたい場合は、仮想オーディオソフトの方が柔軟です。
関連記事:配信の音量バランスの目安・音声ミキサーソフトの使い方
関連記事:OBSで配信と録画の音声を分ける方法
まとめ
- ループバックとは、PC内部で再生中の音を配信ソフトに直接取り込む仕組み
- OBSでは「音声入力キャプチャ(マイク)」と「音声出力キャプチャ(PC音声)」を組み合わせて、乗せる音・乗せない音をコントロールする
- 細かい音のミックスをしたい場合は、仮想オーディオソフトの活用も検討する


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