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3DモデルでVTuber配信をするとき、トラッキングソフトの定番として名前が挙がるのが「VSeeFace」と「Luppet」です。ただし、Luppetは大きく状況が変わっています。2026年8月に、後継の「LuppetX」が無料になった一方で、運営会社が解散する予定で、サポートは10月4日に終了しました。最新の状況を踏まえて、2つの違いと選び方を整理しました。
※以前の版では、Luppetを「有料(買い切り)」と紹介していました。現在はLuppetXが無料で配布されているため、記事を書き直しています。
この記事で分かること
- VSeeFaceとLuppetXの基本的な違い
- LuppetXが無料になった経緯と、サポート終了の影響
- モデルの形式(VRM0/VRM 1.0)による、選び方の違い
- どちらが自分に向いているかの判断基準
主な違い一覧
| VSeeFace | LuppetX(旧Luppetの後継) | |
|---|---|---|
| 料金 | 無料(非商用・商用ともに利用可。改変や作者詐称は禁止) | 無料(アカウント登録・ライセンス購入は不要。個人・法人とも商用利用可) |
| 最新バージョン | v1.13.38c5(公式ページの表記) | Ver.1.1.0(オフラインで動作。有料版と同じ機能) |
| 対応するモデル形式 | VRM 0.x、VSFAvatar。VRM 1.0は非対応 | VRM 1.0に対応 |
| 対応環境 | Windows 8以降の64ビット(Mac非対応) | Windows(公式の最新の動作環境を確認) |
| トラッキング | Webカメラの顔認識。iPhone(iFacialMocapなど)や、Leap Motionの手のトラッキングにも対応 | WebカメラとLeap Motionによる、顔・手のトラッキングが特徴 |
| サポートの状況 | 個人開発者による継続的な更新 | 運営会社の解散予定により、2026年10月4日にサポート終了。以降の不具合修正や、環境変更への対応は行われない |
出典:VSeeFace公式ページ、MoguLive「LuppetXが無料化」(2026年8月24日)より要約(2026年10月確認)。
LuppetXについて、知っておきたいこと
- 2026年8月23日に、無料化が発表されました。有料版と同じ機能のVer.1.1.0が、アカウント登録やライセンス購入なしで、個人・法人を問わず、商用利用も含めて使えます。配布先はBOOTHです。
- 運営会社は、近日中に解散する予定と発表されています。無料化は、ユーザーが使い続けられるようにするための措置とされています。
- サポートは、2026年10月4日に終了しました。以降は、不具合の修正や、PC環境の変更への対応は行われません。
- 古いバージョンは、サーバーの停止後に動かなくなる見込みです。Ver.1.0.9p以前は、約1か月後のサーバー停止で使えなくなると案内されています。自動更新できない場合は、BOOTHのインストーラーから、Ver.1.1.0を直接入れます。
無料で、手のトラッキングも使えるのは魅力ですが、今後の更新は期待できません。使う場合は、Ver.1.1.0のインストーラーを、手元に保存しておくと安心です。
VSeeFaceについて、知っておきたいこと
- VRM 1.0のモデルは読み込めません。公式ページには、VRM0の規格のみに対応しており、VRM 1.0のモデルを読み込むとエラーになると書かれています。VRM0形式で書き出す必要があります。
- VRMのほかに、Unityで作ったVSFAvatarという形式にも対応しています(v1.13.36以降)。
- iPhoneのカメラ(ARKit)による高精度なトラッキングは、iFacialMocapなどのアプリを通して使えます。
- Windows専用です(Macは非対応)。
選び方の目安
- VRM0形式のモデルで、無料で始めたい:VSeeFaceが向いています。更新が続いており、情報も多いです。
- VRM 1.0のモデルを使いたい:LuppetXが候補になります。ただし、サポートは終了しているため、不具合が出ても修正されません。
- 手の動きもトラッキングしたい:どちらもLeap Motionなどの機器が必要です。LuppetXは、手のトラッキングがソフトの特徴ですが、機器の対応状況は、公式の案内を確認してください。
3Dモデルは、VRoid Studioで無料で作れます。書き出すときのVRMの形式(0.xまたは1.0)に注意してください。2Dモデルのトラッキングは、VTube StudioとnizimaLIVEの比較、iPhoneを使う方法はVTube StudioでiPhoneトラッキングを使う方法で解説しています。うまく認識しないときはVTuberの表情トラッキングがうまくいかない時の原因と対策も参考になります。
よくある質問
Q. VRoid Studioで作ったモデルは、どちらでも使えますか?
A. VRM形式で書き出したモデルを使います。VSeeFaceはVRM0のみ、LuppetXはVRM 1.0にも対応します。書き出すときに、VRMのバージョンを確認してください。
Q. 旧Luppetを購入済みですが、LuppetXを使えますか?
A. 購入済みの人も、登録や再購入なしで、無料版を使えると案内されています。購入済みのライセンスの返金は行われないとされています。
Q. LuppetXのサポートが終わったら、使えなくなりますか?
A. Ver.1.1.0はオフラインで動作するとされています。ただし、今後のPC環境の変更で動かなくなっても、修正は行われません。長く使うなら、VSeeFaceなど、更新が続いているソフトも検討してください。
まとめ
- VSeeFaceは、無料で商用利用もでき、更新も続いている。ただし、VRM 1.0は非対応で、Windows専用
- LuppetXは、2026年8月に無料化されたが、運営会社の解散により、10月4日にサポートが終了した
- VRM0のモデルならVSeeFace、VRM 1.0のモデルならLuppetXが候補になる
- LuppetXを使う場合は、Ver.1.1.0のインストーラーを保存しておく


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