ゲーム実況・ゲーム配信と著作権|知らずに始めると危ないポイント

ゲーム実況・ゲーム配信と著作権 ルール・著作権

ゲーム実況・ゲーム配信は、法律上はゲームメーカーが持つ著作権に関わる行為です。「みんなやっているから大丈夫」と思い込んで始めると、思わぬトラブルにつながることがあります。機材やソフトの話とは別に、配信を始める前に知っておきたい著作権の基本をここで押さえておきましょう。

配信したいゲームを選ぶメーカーのガイドラインを確認会社・タイトルごとに異なる配信・収益化の可否を判断
著作権トラブルを避ける基本の流れ

この記事で分かること

  • なぜゲーム実況・配信に著作権の話が関わってくるのか
  • 「ガイドライン」とは何か、会社によって何が違うのか
  • 実際のガイドラインの例(任天堂・CAPCOM・スクウェア・エニックス)
  • 配信前にチェックすべきポイント

なぜ「勝手に配信していい」わけではないのか

ゲームソフトの映像・音楽・キャラクターなどは、そのゲームを作った会社が著作権を持っています。本来、著作権者に無断で映像を公開する行為は著作権侵害にあたる可能性があります。

ただし、多くのゲーム会社は「一定の条件を満たせば実況・配信・動画投稿を許可する」というガイドラインを独自に公開しています。つまり、「著作権的にアウトかセーフか」は法律の一般論だけでなく、そのゲームを作った会社が何を許可しているかによって決まる、というのが実務上のポイントです。


ガイドラインは会社ごと・ゲームごとに違う

ここが一番見落とされやすいポイントです。「有名タイトルだから大丈夫」「他の配信者もやっているから大丈夫」と考えるのは危険です。実際のガイドラインを見ると、会社によって、さらには同じ会社でもゲームによって条件が異なることが分かります。

任天堂の例

任天堂は「動画・静止画の投稿に関するガイドライン」を公開しており、ゲーム実況・生配信も対象に含めています。自分自身の実況・コメントなど、投稿者自身の創作性が加わっていることを条件に、YouTubeなど任天堂が指定するプラットフォームでの収益化も広く認めています。一方で、任天堂が制作した宣伝映像をそのまま転載する、他人の投稿を転載する、ゲーム内の音楽・ムービーシーンだけを切り抜いて公開する、といった行為はガイドライン違反の例として挙げられています。違反した場合、任天堂の著作物を将来使えなくなるなどの措置が取られる可能性があるとされています。

CAPCOMの例

CAPCOMも独自の配信ガイドラインを公開しており、YouTube・Twitch・X(旧Twitter)・Facebook・TikTok・Instagramなどでの攻略・紹介・実況・解説動画の投稿を認めています。ガイドラインは公開後も内容が更新されることがあるため、「昔確認して大丈夫だったから今も大丈夫」とは限らない点に注意が必要です。

スクウェア・エニックスの例

スクウェア・エニックスは、全作品共通の一括ガイドラインを設けておらず、タイトルごとに個別のガイドラインを公開しています。例えば「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S」のガイドラインでは、ムービーシーンだけを配信すること、単純な操作を繰り返してゲーム内音楽をBGM代わりに流し続けることなどが禁止事項として明記されています。同じ会社のタイトルでも、ゲームごとに条件を個別に確認する必要があるということです。


配信前にチェックすべきポイント

1. 配信したいゲームのメーカー名で「(メーカー名) 配信ガイドライン」と検索し、公式ページを確認する 2. 収益化(投げ銭・広告収益など)が許可されているか、許可されている場合は指定プラットフォームの条件があるか確認する 3. ムービーシーンのみの配信、音楽の垂れ流しなど、個別に禁止されている行為がないか確認する 4. ガイドラインが見当たらないタイトルは、メーカーの問い合わせ窓口に確認するか、配信を控える判断も検討する 5. 定期的に(配信を続ける中で)ガイドラインが更新されていないか再確認する


よくある質問

Q. ガイドラインが無いゲームは配信してはいけませんか?

A. 明確に「禁止」と書かれていなくても、著作権者の許可なく公開する行為は本来リスクがあります。ガイドラインが見当たらない場合は、メーカーに直接問い合わせるか、他の配信者の対応状況を確認したうえで慎重に判断することをおすすめします。

Q. 個人の非収益化配信なら自由にやっていいですか?

A. 収益化の有無に関わらず、著作権の考え方自体は変わりません。多くのガイドラインは「収益化する場合の条件」を定めていますが、収益化しない場合でも無断転載など明確な違反行為(宣伝映像の転載など)はガイドライン上NGとされていることが一般的です。

Q. サムネイルにゲーム画面のスクリーンショットを使っても大丈夫ですか?

A. ゲーム画面のスクリーンショットも著作物にあたるため、本来はメーカーの許諾が前提です。ただし、多くのガイドラインは「自分でプレイ・撮影した映像・画像を、動画投稿のガイドラインに沿って使う」ことを許可しています。サムネイル用途も対象に含まれるかは会社・タイトルのガイドラインで確認し、公式のプロモーション画像やパッケージアートをそのまま使うのは避けてください。

Q. 音楽ゲームやリズムゲームは特に注意が必要と聞きました。本当ですか?

A. 音楽の著作権・原盤権が絡むため、音楽系ゲームは一般的なアクション・RPGなどより配信条件が厳しい、あるいは個別許諾が必要なケースがあります。該当ジャンルを配信したい場合は、そのタイトル固有のガイドラインを特に注意して確認してください。

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まとめ


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