ここまでの予算帯とは前提が変わります。「配信を本業・準本業として続けていく」「音質・画質で他の配信者と差をつけたい」という段階になったら、価格よりも品質を優先した構成を検討する価値があります。
※Steinberg「UR22C」は、2025年にYAMAHAブランドの「URX22C」へ名称が変わりました(機能・仕様は同一とされています)。この記事では現行名の「URX22C」で表記しています。
※本記事はPR・広告(アフィリエイト)を含みます。商品の選定基準・調査方法については運営者情報をご覧ください。
基本セット(合計 約91,029円)
| カテゴリ | 製品名 | 価格目安 |
|---|---|---|
| マイク | SHURE MV7+ | 約47,000円 |
| Webカメラ | Logicool BRIO 4K(C1000eRR) | 約29,124円 |
| 配信用照明 | Elgato Key Light Neo | 約14,905円 |
| 合計 | 約91,029円 |
※Elgato Key Light Neo は、2026年11月5日時点で楽天市場では取り寄せ(届くまで日数がかかる)の店だけでした。
価格は調査時点(2026年10月16日)の目安です。販売店・時期により変動するため、購入前に必ず公式サイト・販売サイトで最新価格をご確認ください。
このセットの要は、あえてXLRマイクではなくSHURE MV7+(USB-C/XLR両対応)を選んでいる点です。SM7Bのようなプロ機はオーディオインターフェースが別途必須になり、初期投資と設定の手間が一段階増えます。MV7+ならUSB接続だけで完結するので、「本格的な音は欲しいが、オーディオインターフェースの知識はまだない」という段階でも扱いやすいはずです。BRIO 4Kは4K対応というスペック以上に、低照度での粒状感の少なさとオートフォーカスの精度がこの価格帯の強みです。Key Light Neoはアプリから色温度・明るさを調整できるため、配信のたびに照明の角度をいじり直す手間が減ります。
さらに上を目指すなら(XLRフル構成、合計 約117,917円〜)
| カテゴリ | 製品名 | 価格目安 |
|---|---|---|
| マイク | SHURE SM7B | 約68,993円 |
| オーディオインターフェース | YAMAHA URX22C または Focusrite Scarlett Solo 4th Gen | 約19,800〜28,600円 |
| Webカメラ | Logicool BRIO 4K(C1000eRR) | 約29,124円 |
| 合計 | 約117,917円〜 |
SM7Bは配信・音楽業界で定番として長く使われてきたダイナミックマイクで、環境音を拾いにくく声の存在感が出やすいとされています。ただしXLR接続専用のためオーディオインターフェースが必須で、ゲイン(音量)の調整もMV7+よりシビアです。声が小さくなりがちなマイクなので、インターフェース側で十分にゲインを稼げる機種を選ぶ必要があります。この構成は、MV7+セットで一定期間運用してみて「もっと上を目指したい」と感じてから検討する方が、無駄な出費と設定の手戻りを避けられます。
ゲーム配信もする場合
キャプチャーボードとしてElgato Game Capture HD60 S+(約38,291円)を追加してください。基本セットに追加すると合計は約129,320円になります。この価格帯まで来ると、ボトルネックはむしろ配信用PC本体のスペック(エンコード負荷)に移ることが多いので、機材だけでなくPC側の余力も合わせて確認しておくと安心です。
オーディオインターフェースはURX22CかScarlett Soloか
XLRフル構成を組む場合、YAMAHA URX22C(約28,600円)とFocusrite Scarlett Solo 4th Gen(約19,800円)は約8,800円の価格差がありますが、機能面では大きな差はありません。強いて言えば、URX22Cは付属ソフト「Cubase AI」でDTM(宅録・作曲)にも興味がある人向き、Scarlett SoloはUSB-Cバスパワー駆動でシンプルに配信・録音用途に絞りたい人向き、という住み分けです。どちらを選んでも配信用途としては十分な性能なので、予算や付属ソフトで選んで問題ありません。
この価格帯で失敗しやすいポイント
本格派セットを組んだのに満足度が上がらない、というケースの多くは機材ではなく「部屋の音響環境」が原因です。SM7Bのようなダイナミックマイクは環境音を拾いにくい特性がありますが、それでも壁や天井からの反響そのものはゼロにはなりません。吸音パネルやカーテン、あるいは毛布などの布製品を壁に配置するだけでも、数万円のマイクの性能を引き出しやすくなります。機材への投資と合わせて、部屋の環境にも予算の一部を振り分けることをおすすめします。
診断ツールで確認する
このページの内容は、機材診断ツールで「予算:こだわらない」を選んだ場合と同じロジックで算出しています。実際に試してみてください。
よくある質問
Q. いきなり本格派セットから始めても大丈夫ですか?
A. 予算に余裕があれば問題ありませんが、配信自体を続けられるかまだ分からない段階なら、1万円前後や3万円前後のセットで感覚をつかんでから移行する方が、万一配信を辞めた場合のリスクを抑えられます。本格派セットは「継続する意思が固まっている人」向けの構成です。
Q. SM7Bはゲイン不足と聞きましたが、対策はありますか?
A. URX22CやScarlett Solo程度のゲインでも通常の発話には対応できますが、ゲインをより稼ぎたい場合は「クラウドリフター」等のインラインプリアンプを追加する方法もあります。この記事のセットには含めていないため、必要性を感じてから追加で検討してください。
Q. Key Light Neoを2台使うとどう変わりますか?
A. 1台だと顔の片側に軽い陰影が出ることがありますが、2台を左右対称に配置する「二灯照明」にすると、より均一でフラットな見え方になります。本格的に画作りにこだわりたい場合の次のステップとして検討する価値があります。
まとめ
- USB接続で始めやすい本格派入門セット(MV7++BRIO 4K+Key Light Neo)で約91,029円
- XLRフル構成(SM7B+オーディオIF+BRIO 4K)は、MV7+セットを試してから検討する方が無駄がない
- ゲーム配信も行うなら、キャプチャーボードに加えて配信用PC本体の余力も確認しておく
- 機材の役割から見直したい場合はVTuberデビューに必要な機材一式も参照







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